DOS版初代トゥームレイダー(1996)のインストール時のサウンド設定について

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こんにちはオトタマです。

前回の記事でDOS版初代トゥームレイダーのインストール方法を解説しましたが、私自身がサウンドの設定で迷ったので、その辺をもう少し詳しく解説しようかと思います。

 注意:

・この記事はwindows98SEでの解説をしています。

・自作パソコンによる設定の結果を記事にしているので、機器の違いによって記事の結    果とは違ってくる場合もありますのでご了承ください。

 【マザーボードのオンボードサウンドチップ(AC'97 Audio)を使用 】

・まず、初めにマザーボードにオンボードされていたサウンドチップをつかってゲームの音をだしてみました。

・前回解説 ( DOS版初代トゥームレイダー(1996)のインストール方法 )した方法でソフトウエアのインストール時に表示されるサウンド設定画面でAuto Detect(自動選択)するとSound Blaster16/AWE32が自動設定されます。

www.kotochannel.info

 

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・ゲーム中の効果音はなりますが、メニュー画面で流れるBGMはなりません。メニュー画面でサウンド設定を開くと正常であれば、BGM(音符マーク)と効果音(スピーカーマーク)の数値が変えられますが、オンボードサウンドチップでは値が消えていて選択不可の状態になっていました。

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※サウンド設定が適正であれば、このメニュー画面でBGMが流れて、サウンドボリュームの値を変更できる状態になる。

【Sound Blaster Live! PCI(CT4780)を使用】

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・次に手持ちのサウンドカード (Sound Blaster Live! PCI )を試してみました。

・Auto Detect(自動選択)するとSound Blaster Proが自動設定されます。

・ゲーム中の効果音、メニューでのBGM両方なります。但し、BGMを鳴らすにはコントロールパネルのマルチメディアのプロパティの音楽CDタブで「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする」のチェックを付けること。

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※BGMはCDドライブからのダイレクトサウンドなので、CD-ROMのCD-OUTとサウンドカードのCD-INをCD-ROMケーブルで接続する必要があります。私はIDEのドライブを使っているので、CD-ROMケーブルが接続できるのですが、SATAドライブだと接続端子がないので、その場合どうなるのか試していないのでわかりません。

・ゲームをプレイしたところ、効果音がたまに鳴らなくなる症状がありました。

【Sound Blaster PCI128(CT4750)を使用】

・手持ちのもう1枚のカード (Sound Blaster PCI128)を使ってみました。

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・結果はCT4780と全く同じでした。

<< 補足1:Sound Blasterについて >>

・トゥームレイダーの設定画面で選択できるサウンドカード一でCREATIV社製のカードはSound Blaster・Sound Blaster Pro・Sound Blaster16/AWE32です。

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・これを発売年を古いものから並べると

Sound Blaster ⇒ Sound Blaster Pro ⇒  Sound Blaster16/AWE32の順でISAバス接続でした。

・私が試したSound Blaster Live! PCI・Sound Blaster PCI128は、その後に発売されたカードなので、1世代前のSound Blaster16互換だと思っていたのですが、それよりも更に古いSound Blaster Proとして認識されます。

・Sound BlasterのISA接続の後期の製品はSound Blaster16・AWE32・AWE64ですが、PCIに移行するにあたってハード的に互換性を持たせるのが困難だったようです。

Creative社 はEnsoniq Corporationを1998年に買収するのですが、Ensoniqが出していたPCI接続のサウンドカードEnsoniq AudioPCIがソフトウエア―によるエミュレーションでSound Blaster Pro互換をさせていたので、その技術を自社のカード取り入れて Sound Blaster PCI64・PCI128を出して、その後Live!シリーズが発売されます。

・DOSやwindows95時代のゲームのサウンドはSound Blaster16がスタンダードでしたがPCIのSound Blasterを使う場合にはソフトウエアエミュレーションによるSound Blaster Pro互換になると考えます。

【 Sound Blaster AWE32 ISA(CT3630)を使用 】

・中古でSound Blaster AWE32が安く手に入り、幸い私のPCはISAバスが1個付いていたので、それを取り付けて試してみました。

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・Auto Detect(自動選択)すると当然Sound Blaster16/AWE32が自動設定されます。

 ( 当たり前ですが・・)

・ゲーム中の効果音、メニューでのBGM両方なります。

※コントロールパネルのマルチメディアのプロパティの音楽CDタブで「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする」のチェックを付けなくても BGMはります。(というか、チェックが無効になっていてできない)

もちろん、CD-ROMケーブルでドライブとカードを繋げる必要はあります。 

・ゲームを1時間位やっていると、音が小さくなって不安定になる場合がありました。

・当時のサウンドカードを使っていますが、PCは当時のものより新しい機種なので当 時のマシンでの使用を再現しているわけではありません。

・といっても、windows95当時のPCとサウンドカードを用意できたとしても音が完璧 に鳴るかは何とも言えません。

【 結論 】

・Sound Blaster16/AWE32を使った方が安定しますが、ISAバスがついたパソコンは今 では入手しづらいので、PCIのSound Blaster Pro互換を使えば良いのではないかと思います。

・詳しくは調べてないのですが、最近のSound BlasterはSound Blaster Pro互換を止めているらしいので、ゲームポート/MIDIポートのついているものを選べば良いかと思います。

 << 補足2:インストールした後でサウンドカードの設定を変更 >>

・トゥームレイダーがインストールされていて、サウンドカードを交換した場合は一度トゥームレイダーをアンインストールしてやり直した方がいいですが、インストールした後でサウンド設定を変えることもできます。

・MS-DOSプロンプトモードで起動させます。(MS-DOSがよくおわかりにならない場合は前回の記事をご覧ください。)

・カレントディレクトリーをtombraidにします。

・setupとタイプします。

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・インストール時に表示されたサウンド設定画面が表示されます。

・サウンドカードの種類・Port・DMA・IRQが変えられます。

・前回の記事でインストール時にTestコマンドを実行するとフリーズすると書きましたが、SetupモードではTestコマンドが使えます。Testをクリックするとララの声が聴けます。

※但し、設定が正しい場合に声がでるのであって、違っていればフリーズして強制終了(起動スイッチ5秒押し)になるので自己責任でお願いします。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私が制作しているYouTube動画です。よかったら見てください。


琴音からのおわび【 ことちゃんねるゲーム実況♯6 PowerVR版 トゥームレイダー 】