こんにちはオトタマです。
私はwindows8.1Proを使っていて、Adobe Creative Cloudは2018のバージョンを使っていました。(2019からwindows10専用であるため)
しかし、Adobe Creative Cloudの古いバージョンの提供が中止になってしまいました。なんでも古いバージョンは「第三者からの侵害のリスクがある」そうで、よく以前にエクセルの古いバージョンはワークシートファイルにウイルスが侵入するとか言われてましたが、そんな感じなのでしょうか。
仕方なくwindows10にアップグレードすることにしましたが、windows8.1にインストールしてあるアプリを消さないでシステムだけをwindows8.1から10にアップグレードする方法をとったところ、インストール完了に再起動、windowsのマークが表示された後に画面が真っ暗になり、どうにもならなくなりました。
※この画面の後に真っ暗
インターネットで紹介されていた方法を試しましたが解決できず、試行錯誤の末、復旧できましたので、同じような症状に陥った時に参考にしていただけたらと思い、記事にしました。
[ トラブル発生までの状況 ]
1 .Microsoftのフトウエア―のダウンロードページを使ってアップグレード。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10%E3%80%80
2. ダウンロードしたツールをクリックしてインストールを開始。
3.「このPCを今すぐアップグレード」「アプリを引き継ぐ」を選択してインストール。
4. 開始してから3時間後にやっとインストールが終了して自動で再起動された。
5. ウインドウズのマークが表示された後、画面が真っ暗になる。
ディスプレイの電源ボタンは信号が送られている場合は緑色に点灯するが、オレンジ色に変わってしまい、信号が来ていない状態を示していた。
[ 復旧対応1 : ネット情報からの方法を試す ]
アップグレード直後に画面が真っ暗になるのは、windows10が自動でインストールするディスプレイドライバーに問題がある可能性が高いと書かれており、紹介されていた復旧方法を試しました。
1. キーボードで「Win + Ctrl + Shift + B 」を同時に押す。
これはグラフィックスドライバをリセットするコマンドですが効果ありませんでした。
2. Windows キーと P を同時に押し、再度、P を押して Enter キーを押す。
これはビデオの出力先がドライバー更新時に代わってしまった場合に出力先を変更するコマンドです。出力先は4か所あるそうで、コマンドを4回行うと全ての出力先を一巡することになります。4回試しましたが画面は表示されませんでした。
3. Windowsは3回起動を失敗すると自動で回復環境メニューが表示されるので、その 画面からセーフモードを起動してディスプレイアダプタを確認する。
旧バージョンのwindowsであった異常終了後の起動メニューのwin10版なのですが、何度リセット、再起動しても真っ暗になるだけでした。
[ 復旧対応2 : 手動でディスプレイドライバーを再インストールする ]
ウインドウズのマークが表示されるので、機器のトラブルというよりは、ディスプレイドライバーの問題だと思い、いっそのこと手動でディスプレイドライバーを再インストールしようと考えましたが、1度セーフモードで起動させなければインストールできません。そこで、上記のMicrosoftのwindows10ソフトウエア―のダウンロードページからインストールディスクを作成してディスクを起動させ、windows修復メニューからセーフモードに入ることにしました。
1. ディスクブートしてメニューを表示させて、コンピューターを修復するを選択。
2. トラブルシューティングを選択。
3. スタートアップ設定を選択。
※写真の画像には「スタートアップ設定」の項目がありません。この画像はwindows10が正常に動作するようになってから再度ディスクブートさせた時の画面であり、異常終了していないと「スタートアップ設定」の項目が表示されないと思われます。(確認のためにPCを異常終了させるのも変なので試してはいませんが‥。トラブル対応時は「スタートアップ設定」の項目がありました。)
4. 「スタートアップ設定」の「再起動」を選択。
再起動すると起動メニューが表示されるので、セーフモードのオプション番号を入力するとセーフモードが立ち上がります。
5. グラフィックボードのドライバーをインストール
あらかじめ、別のPCでwindows10対応の最新ドライバーをUSBメモリなどに保存しておいて、セーフモード上でドライバーをインストールします。
※グラフィックボードはNVIDIAのQuadro K4000を使っていますが、前のドライバーをアンインストールしなくても変更できるので、そのままインストールしましたが、環境によっては前のドライバーをアンインストールした方が良いかもしれません。
6. ドライバーのインストールが完了して、再起動。
windows10が正常起動できました。
[ 考察 ]
今回の症状はアプリを継続したために生じたのではないかと考えます。
もともとのwindows8.1用のQuadroドライバーを引き継いだためにwindows10側がドライバーを正しく更新しなかったように感じます。おそらく、クリーンインストールしていたらこの状況は発生しなかったと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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