こんにちはオトタマです。
以前windows98のゲーム実況を録画しようとして、最近のキャプチャーを試したところHDMI出力のHD(解像度720P)、フルHD(1080P)対応になっていて、VGAの640×480もしくはSVGAの800×600対応のゲームは正常に録画できない為、やむなくSビデオ出力をキャプチャーした経緯を記事にしました。
その後、古い機材ですがDVI-IまたはVGA出力を録画できるキャプチャーの存在を知りました。
それが、Lecture Recorder X2です。
ネットで価格を調べましたら定価25万。しかし、古い機材なので今なら安くなっているはずとアマゾンを検索。取り扱いは新品のみで40万‥。
結論 : 「買えんわ、こりゃ~。」 以上、それではまた‥。
と思ったのですが、中古品を2万円で入手できましたのでレビューします。
ララふたたび‥【 ことちゃんねるゲーム実況♯7 PowerVR版 トゥームレイダー 3DCG ほのぼの コメディ アニメ TOMB RAIDER 】
【 はじめにおことわり 】
上の動画はLecture Recorder X2でwindows98のゲームを録画したものです。
動画内でゲーム機でも録画できると言っていますが、確認はしていませんので、実際にゲーム機の録画ができるかは不明とさせてください。もしゲーム機で使うことがあったら、結果をレビューしたいと思います。
【 Lecture Recorder X2の商品構成 】
・キャプチャー本体
・電源及び通信アダプター
・ディスプレイケーブル
・LANケーブル
・Sビデオケーブル
・USBボタン(録画のスタート・ストップ用の押しボタン)
[ Lecture Recorder X2の接続例 ]
・windows98のパソコンから映像と音声を出力してLecture Recorder X2本体を経由してディスプレイ、スピーカーへと繋ぎます。
・Lecture Recorder X2本体に電源を供給しないとディスプレイは映りません。電源はアダプターのLANケーブルから本体へ供給されます。
※アダプターをコンセントに繋いでも、少し待たないと本体がReady状態にならないので、先にLecture Recorder X2本体に電源を供給してから少し間をおいてパソコンの電源をいれます。
・USBボタンを押すと、現在ディスプレイに表示されている映像の録画を始めます。
※録画中はボタンのランプがゆっくり点滅していて、再度ボタンを押すとランプが消えて録画を止めます。
・映像は本体内部のメモリ(2GB)に保存されます。USBボートが付いていて外部のUSBメモリ等に保存できるとなっていたので、32GBのUSBメモリを挿してみましたが、本体が認識しませんでした。取扱説明書が難しくて対応方法がわかりませんでした。
私は1回の録画で30分から1時間位の映像を録画していますが、本体の十分2GBで足りるので外部メモリへの出力はやめました。
・本体に保存されたデータは通信用のパソコンからアクセスして抜き出します。上の図ではwindows8.1のノートパソコンを通信用にしています。これはwindows98のパソコンと通信してもいいのですが、処理速度の面で通信は高スペックパソコンにしています。
※Lecture Recorder X2と通信用パソコンのやり取りはLANケーブルで行います。最近のキャプチャーならUSBでやり取りできるのですが、これはLANのみです。
・Lecture Recorder X2にアクセスするにはパソコン側の設定が必要で設定方法を以下にて説明します。
【 通信用パソコンの設定 】
説明書にはメーカーサイトで「開発ツールEpiphan Network Device Discovery」をダウンロードして、そのアプリケーションを実行するとパソコンの設定ができるとなっているのですが、実行しても動作しませんでした。
https://www.argocorp.com/grabber/eizou/Epiphan/Epiphan_software.html
結局、自分で設定した方が早いので、それを説明します。
< windows8.1Proの場合 >
・コントロールパネルを開き「ネットワークの状態とタスクの表示」を選択。
・「アクティブなネットワーク表示」で「イーサネット」を選択。
・イーサネットの状態パネルの「プロパティ」選択。
・「TCP/IPv4」を選択して「プロパティ」を開く。
・「次のIPアドレスを使う(S)」を選択して、IPアドレスを192.168.255.249サブネットムマスクを255.255.255.252として「OK」をクリック。
※この設定をするとLecture Recorder X2本体のアドレスが192.168.255.250に固定されま
す。
・通信用パソコンのブラウザー(Google ChromeやIE等)を開く。
・アドレス欄に” http://192.168.255.250/admin ”とタイプしてEnter。
・Lecture Recorder X2本体内の制御プログラムのページが開く。
・ユーザ―名とパスワードを入力してログインする。
※初期値はユーザー名「admin」、「パスワードはなし」ですが制御プログラムのページで変更できます。
・制御プログラムのページが開きます。
< windows10の場合 >
・設定画面の「ネットワークとインターネット」を選択。
・状態画面の「ネットワークと共有センター」を選択。
以下はwindows8.1Proと同じです。
【 制御プログラムの使い方 】
・このページでも録音開始終了ができます。
・「Recorded Files」を選択すると、メモリ内に保存したデータが表示されます。
・ファイル名をクリックするか、チェックを付けて「Download Selected」をクリックすると、windows8.1Proの場合、通信用パソコンのダウンロードフォルダーへダウンロードされます。
・「Delete」ボタンでメモリ内のデータを消せます。
【 使用時の注意点 】
・制御プログラムのページで外部メモリへの保存や、その他の操作ができるのですが、うまく動作しません。取扱説明書はネットで英語版はダウンロードできますが、日本語版のダウンロードはなく、私が買ったものには日本語に訳したものを印刷した紙が入っていましたが、内容が難しくて読んでも、よくわかりませんらないので、私は最低限の機能だけ使用しています。
・このキャプチャーは録画を開始した時の画面解像度(800×600とか)で録画します。
Lecture Recorder X2本体が現在の解像度を調べて録画の解像度を自動設定します。
例えば、windowsの画面は1024×768でゲームを開始するとゲームソフト側で解像度を 640×480に変えてしまう場合があります。Windows画面の時に録画を開始すると本体は1024×768に自動設定しますが、録画の途中で解像度が変更され640×480などになってしまうと本体が誤動作します。したがってゲーム画面を録画するなら、ゲームを立ち上げて解像度を決定した状態から録画/停止をします。
・このキャプチャーはVGA( 640 x 480~ )、DVI-I(~1920 x 1200 )とSビデオ出力に対応しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。