マイクで音声入力時の環境音や反響音を防ぐには(自作リフレクションフィルター)

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こんにちはオトタマです。

動画制作で音声を録音する際、コンデンサーマイクと単一指向性のダイナミックマイクを使っています。どちらも良い点と悪い点があり、簡単に説明すると

【 コンデンサーマイク 】

良い点:

・ダイナミックマイクより小さな音を拾ってくれるので、音声がはっきり聞こえる。

悪い点:

・環境音(周囲の物音)を拾いやすく、静かな録音環境が必要になる。

・専用の電源(ファンタム電源+48v)が必要になる。

【 単一指向性のダイナミックマイク 】

単一指向性とは一方向の音を拾うマイクのこと。

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※一般的にダイナミックマイクはコンデンサーマイクより安いと言われますが単一指向性だと安くはありません。

良い点:

・周囲の音が入りにくいので、静かな録音環境が確保できない場合に適している。

悪い点:

・コンデンサーマイクと比べると音の鮮明さが落ちる。

・入力レベルが低いので、ある程度大きな声を出す必要がある。

結局、私はコンデンサーマイクをメインに使っているのですが、どうしても周囲の物音を拾ってしまい、入力レベルを下げたり、何度も録音し直すことが多いので、雑音対策を考えてみました。一般的に雑音を防ぐものとして

【ポップガード】

収録時の破裂音やマイクのノイズを軽減するもの。

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【リフレクションフィルター】

音が周囲の壁や物に反射して、反響音がマイクに入るのを防ぐもの。

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などがありますが、これらもマイクの全面を覆っているわけではないので、ある程度は周囲からの雑音が入ります。そこで、自作のリフレクションフィルターボックスを制作してみました。

【作り方】

  1. 木板で四角い箱を作り、1か所に丸い穴を開ける。(鳥の巣箱のようなもの)
  2. ボックスの内側全面に消音材を貼りつける。(但し、丸穴部分は消音材なし)

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ウレタンスポンジ 吸音材 25cm×25cm 4枚セット(厚さ3cm)1,780円

  1. 箱の中にコンデンサーマイクを固定して設置する。
  2. 丸穴の部分をポップガードでふさぐ。

【完成品】

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そこのあなた、笑ってはいけません。本人はわりと真剣に作りました。

 【マイクボックスの効果は?】

以前は周囲の音(自動車が通る音とか)で雑音が入るので、コンデンサーマイク使用時は入力レベルを下げていたのですが、レベルをあげても雑音が入りにくくなりました。

これはコンデンサーマイクのポップガード部分以外を消音材で囲っているので、疑似的な単一指向性コンデンサーマイクを自作した感じになるかと思います。

ですが、単一指向性コンデンサーマイクは実際に市販されているので、この手のマイクとポップガード、リフレクションフィルターを組み合わせても同じかなと思います。

しかし、単一指向性のコンデンサーマイクは4~5万円してリフレクションフィルターも1~2万円するのに対して、自作のマイク巣箱は数千円で作れたので(手間はかかりますが)満足しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私が制作している動画です。よかったらご覧ください。


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