宇宙空間の画像をBryce 7.1Proで作る

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こんにちはオトタマです。

私が作っている3DCG動画で宇宙空間の背景が必要になり、CGソフトで作ろうと思ったのですが、1枚の背景のためにモデリングとかするのが面倒なのでネットで画像素材を探したところ、なかなか目的に合うものがなく、私が使っている3Dソフト(Lightwave)より簡単に風景が作れるソフトがないか調べたところ、Bryceというソフトがあるという事で、ヤフオクで中古品を探すと古いバージョンでも数万円して、こりゃ買えんわと思いまったのですが一応、最新のものはいくらなのと調べると…

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え、日本円で2000円位、なんでこんな安くなったの?

Bryceはペインターで有名なMetaCreationsの製品でしたが、現在はDAZ Productions https://www.daz3d.com/に譲渡されました。

Daz3DではBryce 7.1Proで使える別売りの背景データをたくさん販売しているので、本体の値段は安くしているように思います。

目次
【解説の前に注意点】
【インストール時に困ったこと】
【今回購入した別売りコンテンツ】
【Space Construction Kitを使う】
【別のシーンのオブジェクトを利用する】

 

【解説の前に注意点】

Bryce 7.1Proは32bitアプリで私はwindows8.1Pro64bit版の32bitモードで動作させているのですが、ちょっと変な動作をする時があります。Daz3Dのフォーラムの書き込みを読むとwindows10でも動作するが、設定が必要と書かれていて、詳しいことはわかりません。2020年において32bitアプリというのは今後のバージョンアップがあまり期待できない気がします。また、マニュアルが英語で日本語の解説書が古いバージョンのものしかないので、私はしっかり覚えて作り込むのではなくて、Daz3Dで売られている背景データを自分の都合のいいフォーマットに変更して使うことにしました。よって今回の記事はBryce 7.1Pro操作方法を詳しく説明するのでなく、別売りの背景データを基本的な操作で調整するという内容になります。

【インストール時に困ったこと】

Bryce 7.1Proを購入すると英語でメールが来るのですが、インストールファイルがどこにあるのかわからず困りました。インストールファイルはDaz 3DのホームページでログインしてMY ACCOUNTに入ると見つけられます。

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Account Infoタブに自分が購入した商品のリストが表示されているので、ダウンロードしたい商品のViewをクリックします。

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インストールはManual Downloadでインストールファイルをダウンロードして実行します。(Install Managerというアプリを使ってインストールする方法もあるようですが、わかりにくいので、Manual Downloadにしました。)

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インストールしてBryce 7.1Proを起動するとシリアルナンバーを入力してくださいというウインドウがでますがDaz 3Dからのメールには書かれていません。どこにあるのかというと、Daz 3DのMY ACCOUNTのSerial Numbersをクリックして購入商品のシリアル一覧で確認します。

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【今回購入した別売りコンテンツ】

今回はBryce 7.1Pro Construction kitを購入しました。この記事を書いている時点でセール中で$17.97でした。

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Bryce 7.1Pro Space Construction Kitのインストールファイルも購入手続きを完了すればMY ACCOUNTに追加されます。

購入コンテンツの標準使用許諾契約によると購入コンテンツを変更してレンダリングしたものについて商用使用できるとなっています。

コンテンツの3D(または2D)オブジェクトを使用してゲームを制作、商用使用する場合などで利用者の操作によってオブジェクトが変形(キャラクターが歩くとか)するような場合では標準ライセンスに該当しない可能性があり、その場合には別にインタラクティブライセンスを購入する必要があります。私の場合はレンダリングした画像を動画の背景にするだけなので標準ライセンス内です。

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【Space Construction Kitを使う】

Bryce 7.1Proを起動してメニューバーのFileのプルダウンからOpenを選択して、Space Construction Kitフォルダー内のp60_NebulaTerrainを開きました。

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右側のボックスアイコンをクリックすると表示が変わります。

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オブジェクト(例えば地球)をクリックすると赤く光って選択状態になるのですが、私のパソコン環境ではクリックしても反応しませんでした。そこで下側の▼アイコンをクリックしてSelect Noneを選択します。

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再度オブジェクト(地球)をクリックすると選択できます。

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選択したオブジェクトをドラッグ&ドロップで移動できます。また、オブジェクトの周囲にある黒い点をクリック&ドラッグすると変形します。

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変形や移動は上側のアイコンでも変えられます。メニューボタンをEditにしてアイコン上でクリック&ドラッグすると選択しているオブジェクトが変形、移動します。

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次に2Dオブジェクト(星群)を移動しようとしてクリックしましたが私のパソコン環境では選択できませんでした。(上記のSelect Noneを実行してもだめでした。)

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この星群は四角形の平面ボードのオブジェクトです。(上記で選択したオブジェクトは球体です。)オブジェクトの選択は直接選択以外に下側のオブジェクトアイコンでも選択できます。アイコンで星群(Cluster2)を選択するとオブジェクトが選択できました。

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オブジェトの配置や大きさを変えたら次に画像サイズを変えます。私は1280×720ピクセルの背景が必要だったため、そのサイズに変えます。FileメニューのDocument Setupを開きます。

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元サイズの1200×900を変えるのですが、サイズの数字を先に変えようとしても入力を受け付けません。これは1200×900の縦横比が4:3なのに対して1280×720では16:9になるので、まず縦横比を変更しないとサイズが変えられません。

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サイズを変えると見た目が変わるので、必要なら再度オブジェクトを変更します。

次にレンダリングします。左側の球体が並んだアイコン横の▼をクリックしてQualityを選択してレンダリング品質を決めます。高品質にするほどレンダリング時間がかかります。

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大きい球体をクリックするとレンダリングが始まります。レンダリング中に画像をクリックするとレンダリングが中断します。右横の小さな球体をクリックするとレンダリングを再開します。

【別のシーンのオブジェクトを利用する】

他のファイルのオブジェクトをコピーアンドペーストできます。まずコピーしたいオブジェクトを開きます。

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オブジェクトを選択して、EditメニューのCopyを選択します。次に、そのままp60_NebulaTerrainファイルを開いてEditメニューのPasteを選択します。

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Bryce 7.1Pro操作方法の説明をかなり省略してしまいました。私は下記アドレスのブログ記事がとてもわかりやすく、参考にさせていただきました。http://kotozone.blog55.fc2.com/blog-entry-252.html

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

という事で今回作った画像を背景に使った動画です。


スクウェア 1986 アルファ【 3DCG ほのぼの コメディ アニメ 】