KSR110PRO (最終型) バッテリーとプラグの交換

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私の愛車はKAWASAKI KSR110PROの2014年型です。

タイで製造された4速クラッチ標準装備のものです。

2015年に、これの色違いが出たのを最後にKSRは長い歴史を閉じました。

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中古で買ったのですが、マフラーが交換されていて、リアキャリアが付いていてお買い得でした。

リアキャリアにボックスを自分で付けました。

軽くて小回りが利いて、荷物も積めるのですごく便利です。

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今回初めてバッテリーとプラグを交換しましたが、小さいバイクは扱いやすいですが、メンテナンスがやりずらいだろうと思っていましたが、やっぱりでした。

[バッテリーの交換]

バッテリーは古河電池FTH4L-BSが標準で載っていました。

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今回、やはり安心の日本製ということで同じバッテリーに乗せ換えます。

バッテリはサイドガイド(銀色)とトップガイド(黒色)で固定されています。

バッテリーの上部にCDIがあります。

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・バッテリーのマイナスのケーブルを外します。ケーブルを外したら、紐などでフレームに固定してマイナス端子から離しておいたほうがいいです。

・サイドガイドを上部へ抜き出します。

・次にトップガイドを取りたいのですが、CDIが邪魔で上部へ抜き出すことができません。CDIを外そうとするとトップガイドが邪魔で外せません。小さいバイクはこういう罠があります。(涙)

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・横から抜き出そうと思い、サイドカバーのネジを外しましたが、カバーが外れません。どうやらリアカバーと嵌合している箇所があるようですが、無理やり外すとバキッとなる恐れがあるので、とりあえず、サイドカバーのネジを外してできた隙間から抜き出すことにしました。

・トップガイドを横から引き抜こうとすると、CDIのコードが引っかかって抜けません。コードを取ろうとしても狭くて手が入りません。(涙また涙)

・この後30分位悩んだ結果、トップガイドを傾けて横方向へ引くとコードやフレームに当たらずに抜ける位置があることに気づきました。すごく限られた位置なので簡単には見つけられないので、じっくり探すしかありません。(絶対に無理に引き抜かないでください。コードが断線すると自分で修理するのは厳しいです。)

・CDIを外します。これも紐でフレームなどに固定してバッテリーから離しておいた方がいいです。

・さぁ、プラスのコードを外してバッテリーを上から引き抜・・・CDIの固定ガイドが邪魔で抜けない!! カワサキは俺を試そうとしているのか?

・CDIの固定ガイドを外すにはフレームの一部を分解しなくてはならないので、しかたなく横から抜き出すことにしました。しかしフレームがあって抜き出せない。

・この後20分悩んだ結果、バッテリーを下の写真の向きにして少し傾けると、引き抜ける場所があることに気づきました。やはりすごく限られた場所なので地道に探してください。

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・取り付けは取り外しの逆の順番です。バッテリーは外す時はマイナスから、付けるときはプラスからなのでお間違えないように・・・

[プラグの交換]

プラグはNGK CR6HSA が標準で付いています。

今回はNGK CR6HIX イリジウムIXプラグを付けてみることにしました。

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・プラグキャップを外します。(L字コネクタを引っ張って抜きます。)

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プラグを外します。(プラグの周囲が汚れている時はエアーで粉塵を飛ばしてから外してください。)

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・プラグのネジ径は10mmなので説明書きに従って1/2周締めこみます。

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・プラグは1度締めこむとワッシャーがペシャンコになります。ワッシャーがペシャンコになったプラグを1/2周締めこむと、新品を締めこむ時より締め込み過ぎてしまい、プラグを破損させる恐れがあります。1/2周というのは新品を初めて締めこむ時の値です。

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・取り付ける時ですが、始めは手でねじ込みます。(工具を使わないこと)もし、ネジが変に固いと思ったら1度外してやり直し、ネジが手では動かない所までねじ込みます。

・プラグ用のソケット(通常のものより深いソケット)をラチェットレンチ等に取り付けて、1/2周締めこみます。ソケットはバラ売りしているので、自分のバイクのプラグのサイズに合ったものを買っておきましょう。

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[メンテナンス結果・トラブル発生]

冬になってエンジンがかかりにくくなっていましたが、セル1発でかかりました。(やっぱり買えてよかったぁ。)

しかし、翌日試運転で近所を20分位走って、お店で止めて用事を済ませて再稼働させるとエンジンがかかりませんでした。セルは回っているのですが吹けません。

電源は入るのでバッテリーの問題ではなく、CDIのコネクタを確認し問題なし。

プラグキャップの緩みを確認し問題なし。近所なので押して帰ろうとしましたが、途中で疲れたので、再度セルを回すとかかりました。

確認をするために20分位走ってしばらく止めてエンジンをかけるとかかりません。

またバイクを押して再度セルを回すとかかります。

なんかこの感じはプラグがかぶった時の状況だなと思いました。

[トラブル対応]

翌日、近所のバイク屋で標準プラグ (NGK CR6HSA) を購入して取り付けました。

試運転の結果、特に問題なし。原因を考えるにイリジウムプラグがKSRのキャブセッティングに合ってないのかなぁ?とか思いましたが、イリジウムを使うためにセッティングをやり直すなんて絶対にやる気はありません。

私はこれまで大型のバイクに乗っていましたが、歳で大型は腰が痛くなるので、今は小型にしています。大型のバイクはメンテナンス性も考慮しているので消耗パーツの交換で悩んだことがないのですが、小型は限られたスペースに詰め込んであるので、やっぱり大変でした。

今回、イリジウムプラグ (アマゾンで1,064円) が無駄になってしまいましたが、勉強代として計上します。

私が製作しているYouTube動画です。よかったらご覧ください。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。