ZBrushとLightwaveの連携時における注意点(GoZ)

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こんにちはオトタマです。

私がZBrushでモデリングしたキャラクターをGoZを使ってLightwaveに送ってアニメーションさせているのですが、初めのころGoZの使い方がわかりずらくて、よく失敗していたので、初心者のかた向けにGoZを説明しようと思います。

 本題の前に、お約束のコンテンツの紹介です。

 
#5 ことのおねえさん登場【バーチャルyoutuber】

使用ソフトはZBrush4R8およびLightwave2019。

【Gozサポートプログラムの設定】

ZBrushとの連携(GoZ)のサポートプログラムはMaya用や3ds Max用などについては、あらかじめインストールされていますが、Lightwave用は入っていないため、自分で必要ファイルをZBrush側へコピーする必要があります。

 【Lightwave用GoZファイルの設定方法】 … windows用で説明しています。

1.Lightwaveがインストールされているホルダーからサポートファイルをコピーします。

<サポートファイルがある場所> 

・C:¥Program Files¥NewTek¥LightWave2019.×.×J¥support¥3rdparty_support¥GoZにあるLightWaveLayout フォルダーとLightWaveModelerフォルダーをコピー。

2.コピーした2つのフォルダーを下記の場所へペーストします。

<サポートファイルをペーストする場所> 

・C:¥Users¥Public¥Pixologic¥GoZAppsフォルダーへペースト。

3.ZBrushを起動させて、環境設定のGoZをクリックします。

Path to LightWaveLayoutとPath to LightWaveModelerの項目が追加されているので、それぞれ選択してパスを設定します。

<指定するパス(LightWaveLayoutとLightWaveModelerの起動ファイル)>

C:/Program Files/NewTek/LightWave_2019.×.×J/bin/Layout.exe

C:/Program Files/NewTek/LightWave_2019.×.×J/bin/Modeler.exe

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 【ZBrushからLightwaveへオブジェクトを送る】

 1.ツールメニューのGoZボタン右端の[R]を押すと、送り先をLayoutまたはModelerに選択できます。

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2.オブジェクトの送り方は3通りあります。

[GoZ]ボタン:現在選択されているオブジェクトのみを送ります。

[全て]ボタン:サブツール全てを送ります。

[表示のみ]ボタン:表示状態のサブツールのみを送ります。

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【データ転送の注意点】

例えばZBrushとLightwaveのコンテンツデータをDドライブの保存用フォルダーで管理しているとします。

ZBrush側はD:¥ZBrush_Data( ZBrushモデルを保存しているフォルダ)でLightwavet側はD:¥ Lightwave _Data (LightwaveのコンテントディレクトリーでImagesフォルダー、Objectsフォルダー、Scenesフォルダーなどのフォルダーがある。)である時

例えば、D:¥ZBrush_Data内のTest. ZTLをGoZでLightwaveへ転送するとLightwave用のファイルとしてTest. lwoとTest _TXTR.tifが生成されるのですが、

Test. lwoはD:¥ Lightwave _Data\ Objectsフォルダーに送られ、

Test _TXTR.tifはC:¥Users¥Public¥Pixologic¥ GoZProjects\ Default内へ送られます。

このC:¥Users¥Public¥Pixologic¥ GoZProjects\ DefaultへはTest _TXTR.tifだけでなくTest. ZTL、Test.GoZ、Test.ztnというファイルも送られます。

【ここで注意すべきこと】

C:¥Users¥Public¥Pixologic¥ GoZProjects\ Defaultへ送られたTest _TXTR.tifは本来、D:¥ Lightwave _Data\ Imagesフォルダーに送られるべきなのですが、そうなっていません。

C:¥Users¥Public¥Pixologic¥ GoZProjects\ Default内にあるTest _TXTR.tif以外のファイルは私の用途ではあまり必要性がないファイルで、GoZを実行するとファイルがどんどん溜まってくるので、すぐにフォルダー内のデータを消去する癖があり、その時に必要なテスクチャ―ファイルも一緒に消してしまうミスをよくやっていました。

ですので、GoZを実行したら、テスクチャ―ファイルをLightwaveのImagesフォルダーにすぐ移動するようにしています。

但し、この例でのTest. lwoはテスクチャ―がC:¥Users¥Public¥Pixologic¥ GoZProjects\ Default内にあると記録されているので、Lightwaveの [画像編集]ボタンを押して画像編集メニューを表示させ、[置き換え]ボタンを押してLightwaveのImagesフォルダーへ移動させたファイルを選択してオブジェクトを保存します。(レイアウトでテスクチャ―の置き換えをした場合、シーンファイルを保存してもオブジェクトは更新されないので、メニューのプルダウンから[現在のオブジェクトを保存]を選択して保存すること。)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。